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巨星が墜ちて


ZumLicht左藤です。
皆様、コロナ禍の中大変だと思います。
そんな中昨日悲しいニュースが飛び込んできました。コメディアン志村けんさんが新型コロナウィルスに罹患し、闘病虚しくこの世を去ってしまいました。ご親族の取材によると感染症のため、死に目にも会えず、すぐさま火葬され遺骨が親族に届けられるとのことでした。40年以上に亘り全国に笑いを届けてくれた方の最期がこんな形で終わるとをご本人は想像できたでしょうか。
私たち人間は新型コロナウィルスに対抗すべく全力を尽くさなければならないと改めて感じた次第です。

私自身、志村けんさんは会ったことも話したことも無いのですが、報道を聴いた瞬間言いようもない脱力感と共に非常に悲しい気持ちになりました。
また、お笑いの世界もTVの世界も知りませんが、私なりに志村けんさんの凄さを書き連ねたいと思います。
偉大なコント師として日本を代表する点は多くの方も異論はないと思いますし、沢山のキャラクターや文化を創られた方だと言うことはご存知ですよね。
私がTVを通して観た凄さとは、ただ面白い事をやっているのではなく「本質を捉えた笑い」を追求されていることだと思います。
例えば私も家族も好きなドリフのコントで将棋をいかりや長介さんと指すものがあります。これって、将棋をやったことがある人で無いと創れないと思うんです。超早指しのウザさとか「飛車取られっちゃったら勝負になんねーよー」とか「あーくる、こーくる、あーきたこーきた」って考えてるシーンとかですね。将棋のルールと本質を分かってないとあの下りは入れられないと思うんです。
他に、「イッチョメイッチョメ、ワーオ」の面白さって東村山音頭をしっかり歌えないと面白くないんです。四丁目から二町目まで普通にしっかり歌って一丁目でオチが付くって具合です。
最近観たもので考えさせられたコントは、ダチョウ倶楽部の上島竜平さんとのコントで、出世した上島さんが貧しい志村さんに金持ち自慢をするんです。ところが迎えに来た奥様が志村さんには若い美人のアイドル(名前は忘れましたが)を連れて帰っていくと同時に金持ちの上島さんは芸人の安藤なつさんが迎えに来るという、なんとも言いようの無いオチが付いたんです。
これ観た時に、本質的にある幸福ってなんなんだろうなー、と考えさせられた次第です。

現代社会を見るに、本質を見失ったもので満ち溢れてしまってるようにも思います。私も含めて。
小手先の手法や自分自身のことにばかり囚われていて、本質を見抜けないまま狼狽することを繰り返しているようにも思います。

私が会社を創ったのは何故か。事業の本質は今あるのかを見つめなおしてこの新型コロナウィルスに打ち勝ちたいと思います。
巨星、志村けんさんのご冥福を謹んでお祈り致します。本当にお疲れ様でした。沢山の笑いをありがとうございます。

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株式会社ZumLicht 左藤